版画「バルトの花冠」

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商品説明

◇猫のダヤンの作家 池田あきこの版画作品◇
原画と見紛うほどの緻密な再現性で、お気に入りのアートをお部屋でじっくり楽しめます。
作品の特徴は何といっても猫の細かい毛並みも再現したパステルタッチ。
ふわふわした子猫の手触りが、いまにも伝わってきそうです。

2016年夏に出かけたバルト海の国、ラトビアで夏至祭りの儀式を見ました。
そして描き上げた『バルトの花冠』。
薄暗い空と、立ち上る炎が美しい、1枚の絵になりました。
2017年BAYの作品です。

夏至祭りのさかさまのおまじない

「あれ、ここはどこだろう?」
向こうの丘の上では夏至祭りのかがり火がたかれているではありませんか。
「さっきまで僕は行列の先頭にいたのに・・」 一体その間に何があったのでしょう?

夏至祭りの先頭に立つものは名誉とともに やらなくてはならないこと、覚えなくてはならない決まりがたくさんあります。
中でも大事なのは夏至祭りのシンボルとして飾られた木をくぐるときのおまじない。
「緑は金色。火は濡れている。ふたつはひとつ」

それなのにダヤンったら! おまじないをさかさまに言ってしまったのです。
三人の魔女たちは口々に
「二つに分かれちゃったおまえをみんなに気づかれないよう運んできたのは私たちさ」
「感謝してもらいたいね」「火も乾かしてやったよ」 とダヤンに言いました。
「もうひとりのぼくはどこにいるの?」
「かがり火のそばでお休みさ」
「今頃はもう一人のおまえも目覚めているころだろ」
「さあ、花冠をおかぶりよ」
「おまえを元に戻してやろう」

◇ジクレー版画
作家直筆サイン・エディションナンバー入り
画面サイズ:H178×W152mm
額サイズ:H425×W333mm
製 造:日本
※エディションナンバーは選べません。
※額縁及びマットは変更する場合がございます。予めご了承ください。

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